引越しに必要な手続きとは
投稿日:2015/02/16引越しは、単純に荷造りをしてそれを運ぶだけの作業ではありません。今までの生活にきちんとけじめをつけ、新しい生活を始めやすいように準備することが大切なのです。
元の住居と新しい住居のどちらにおいても、引越しに必要な手続きや届け出が多数あります。これらをきちんと行い、スッキリと新しい生活をスタートさせましょう。
役所への届け出は特に漏れのないように
引越しをするにあたってまず必要となるのが、転出届と転入届。これは、選挙権やそのほかの市民サービスなどにも関係してくるため、必ず行わなくてはならない届け出です。
転出届は引越し前から引越し後14日以内に済ませ、転入届は引越しから14日以内に転入先の市町村の役所に転出証明書を持参して行わなければなりません。
転居先が同じ市町村内の場合には、転出、転入の届けではなく転居届が必要であり、こちらも14日以内となっています。
引越し先の市町村が転居前と違う場合には、印鑑登録に関する手続きも行わなければなりません。また、対象者は国民健康保険、国民年金、介護保険、子ども手当等の手続き、申請も必要です。
子どものいる家庭では学校関係の手続きも必要ですが、学区内、学区外、転校しない場合などでそれぞれ手続きが異なります。
生活に絶対欠かせない手続きとは?
新生活を送るためには、生活する上で必要なインフラの開始手続きや、自動車関係の諸届けも欠かすことができません。
・インフラ整備
電気や水道は立ち会いの必要がないため、新居に引越しをした後に手続きしても問題ありません。しかし、旧住居の使用停止手続きは引越しまでに行う必要がありますので、その際に新居の使用開始手続きも合わせて行うと良いでしょう。
ガスの開栓は立ち会いが必要となり、ガス会社にあらかじめ予約しなくてはならないため、希望日時が限定される場合や、引越しの繁忙期には早めに申し込んでおくことをおすすめします。
その他にも必要に応じて、電話やNHK、インターネットの移転手続き、工事などを行います。また、旧住所宛の郵便物の転送も、郵便局に届出ることによって対応してもらえます。
・自動車
自動車を所有している場合は、免許証の住所変更と同時に自動車の住所変更が必要です。車庫証明は自動車の住所変更の際に必要となるので早めに行っておきましょう。そのほかには、車検証、住民票、登録手数料などを用意しなければなりません。また、軽自動車は自動車検査証記入申請書、軽自動車税申告書などが必要です。
ナンバープレートは、転居先の管轄が変わる場合は変更しなければならず、その際に手数料が必要です。
意外と忘れがちな手続きって?
ついつい忘れがちな手続きとして、これまで利用してきた生協などの宅配や牛乳配達、新聞などの住所変更があります。遠方に引越す場合は、サービス対象エリア外ということもあるため、その場合にはサービスの停止を申し込まなくてはなりません。
携帯電話、クレジットカード、銀行、保険なども手続きが遅れがちです。住所変更をしなければ、重要な書類などの郵便物が届かないこともありますので、必ず済ませておきましょう。
引越しに伴う手続きは数が多いため、ついつい後回しにしてしまいますが、役所への届け出には期限が決められているものもあり、速やかな手続きが求められます。
バラバラと個別に手続きすよりも「手続きを行う日」を設けて、その日に全て終わらせてしてしまうことをおすすめします。