初心者から始める不動産投資
投稿日:2015/02/09「不労所得を得たい」「継続的で安定した収益源が欲しい」ということで、不動産投資を始めたいと考えている方も多いでしょう。しかし、不動産投資は株式投資ほど簡単には始められず、始める前から挫折してしまいがちです。ここでは、不動産投資の初心者のために、不動産投資にはどんな種類があるか、不動産投資のメリットやリスクについてなどをご紹介いたします。
不動産投資とは?
不動産投資とは、建物や土地に資金を投入し、家賃収入や売却によって投資利益を得る投資方法です。アパートやマンション、戸建ての家などを買ってお客様に住んでもらい、家賃で収入を得る形が一般的です。投資する不動産の種類としては、以下のようなものがあります。
・区分マンション
区分マンションとは、一棟まるごとではなく、分譲マンションの一部屋だけを購入、運用することを指します。初期投資額は比較的安く済み、初心者がまず始めるのに適した投資対象とも言えます。
・一棟マンション
マンションの一棟を丸ごと購入する、一棟マンション。複数の居住者から、家賃収入を得る方法です。多少の空き部屋が出ても、その他の部屋の家賃収入でまかなうことができるといった利点があります。
・アパート
一棟マンション投資と似ていますが、アパートはマンションに比べ初期投資が少なく済みます(マンションに比べると相場が安くなるため、家賃収入は低め)。またアパートは木造建築が多く、建物の劣化速度、騒音問題、火災といったリスクがマンションに比べると高くなります。
・戸建て住宅
戸建ては、毎月かかる固定費が少なくて済み、マンションに比べ自由に展開できます。場所によっては賃貸利用者が見つけづらいという面はあるかもしれませんが、家族の住まいとして、長期にわたって契約できる可能性があります。
・駐車場
駐車場経営は、マンションやアパート経営に比べると比較的低予算で投資でき、自分の予算に合わせた経営ができるのが特徴です。ただし、その場所に駐車場の需要があるのかどうかをきちんと見極めることが大切です。
不動産投資のメリット
不動産は、株のように短い期間で価値が変動せず、価値のない紙切れになってしまうようなリスクが少ないのが特長です。賃貸不動産の場合、長期的な契約になる場合が多いので、安定した家賃収入を得ることができます。管理会社に賃貸の管理を任せることも可能なので、煩わしい手続きや住民との交渉などの必要がないことも。初期投資額に応じてさまざまな不動産投資の形態があるので、自分の予算に合った投資ができるのもメリットでしょう。
不動産投資のリスク
比較的安定している不動産投資とはいえ、100%儲かるわけではありません。買ったマンションや家が欠陥住宅であったりすれば、せっかく高いお金を出して買ったのに、修繕や補修費用が必要になり投資どころではないこともあります。
最も怖いのが、住んでくれる人が来てくれない、いわゆる「空き家リスク」です。投資するときはたくさんお客さんが入居していると見込んでいたのに、実際には空室が多くて家賃収入が見込めないけれど毎月のローンは返済しなくてはならない……ということも。入居率は不動産収入を左右する重要な要素の1つです。
そのほか、家賃滞納、火災や地震などの災害、賃貸での万一の事故などにも備えなくてはいけません。
ここでは簡単に不動産投資についてご説明しました。固いとされている不動産投資でもそれなりのリスクは背負うことになりますので、リスクもシミュレーションしながら無理のない不動産投資計画を立ててください。まずはどれくらいの資金で始めるのかを検討した上で、投資する不動産の種類を決めてみてはいかがでしょうか。