家を建てる手順を知ろう
投稿日:2014/12/26満足のいく家を建てるには、ある程度の期間を要し、ともなう労力も決して軽いものではありません。
今回は、土地の選び方から、ハウスメーカー、工務店の選び方、実際に家を建てるまでの手順を確認し、さまざまな角度から重要なポイントを確認していきましょう。
土地の選び方
土地の善し悪しは、価格と面積、立地条件のバランスで判断されます。ここで忘れられがちなのが、その土地の地盤。安心して土地を購入するためには、地盤の状況も判断材料に入れなければなりません。
正確な状況は地盤調査をしない限り分かりませんが、明らかに地盤が弱いとされる土地は避けることをおすすめします。家を建てる際に地盤改良が必要ということになると、想定外の地盤改良費が必要になる可能性もあります。
さらに覚えておきたいのが、どんな土地でも自由に家を建てられるわけではないということ。例えば、市街化調整区域では家を建てることはできません。登記簿において、土地は23種類の「地目」に分類されており、その中の「宅地」が、家を建てることができる土地とされています。
売買されている宅地の情報に「建築条件付き」または「建築条件なし」と記載されているのをご覧になったことはありますか?
「建築条件付き」宅地とは、定められた期間内に、指定された業者で請負契約を締結することが条件として掲げられた宅地のこと。期間内で請負契約が成立しなかった場合、売買契約は解除され、その時点までに支払った手付金が返金されます。
「建築条件なし」宅地にはそういった条件はなく、業者なども自分で選んで自由に家を建てることができます。ただし、「建築条件付き」宅地と比べて、やはり価格は割高です。
ハウスメーカー、工務店の選び方
多くの場合、施工はハウスメーカー、もしくは工務店に依頼することになります。
ハウスメーカーの特徴は、決まった規格の家を大量生産できることですので、工期は比較的短くなります。
工務店の特徴は、地域密着型である点。困ったことがあれば、すぐに駆けつけてくれます。
ハウスメーカーと工務店とで価格的な差はそれほどありませんが、ハウスメーカーは基本的に決まった規格の家をつくるので、規格外のリクエストをしたい場合、多額の追加料金が必要になることも。デザイン性を重視したオリジナルの家を建てたいのであれば、設計事務所に依頼するという方法もあります。
業者選びに迷ってしまった場合、ケーコーポレーションでは、土地の購入者へ向けて、施工業者の紹介を行うサービスをご用意しております。そういったシステムも上手に活用し、信頼できる施工業者に依頼することが大切です。
家を建てるまでの手順
①土地探し
予算のことを考えたとき、まず気になるのが住宅ローンの借入可能額ですね。土地探しの時点では当然、借入可能額は不明です。こういった場合には、先に施工業者や建物プランを決めてしまうことをおすすめします。
土地探しと住宅ローンの事前審査は、同時に行うのがベストです。これを個人で同時進行することは難しいことです。
ケーコーポレーションは多くの金融機関とお付き合いしており、ご紹介させていただくことも可能です。また、住宅ローンのご相談はもちろん、複雑な手続きについてもサポートいたします。
②仮契約
土地と施工業者を決めたら、家のプランを作成します。綿密に打ち合わせを重ね、プランが具体的になった段階で仮契約を結びましょう。この段階で、設計料の一部を支払うケースもあります。
③請負契約
「こんな仕様の家をつくる」というプランを決定したら、正式に請負契約を結びます。最も重要な契約となりますので、請負契約書の内容にはしっかりと目を通すようにしましょう。特に、支払方法はよく確認することをおすすめします。多くの場合、支払いは施工のいくつかのタイミングで、分割して行われます。
④住宅ローン申し込み
事前審査に通れば、正式に住宅ローンに申し込めます。必要書類はあらかじめ準備しておくようにしましょう。
⑤建築確認申請
確認申請書を提出し、建築基準法やその他の法律に行おうとしている設計が適合しているかどうか、確認を受ける必要があります。無事に認められた場合、建築確認済証が交付されます。
⑥完成、引渡し、登記手続き
無事に建物が完成すると、鍵を受け取り、物件が引渡されます。引渡し時に登記手続きを済ませなければなりませんので、必要書類と登記費用を事前に確認しておくようにしましょう。